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ホイール電極を使用することでコンクリート中の鉄筋腐食度(自然電位法)を広範囲・短時間で測定します。

自然電位法

メーカー:プロセク

コンクリート構造物は塩化物イオンの影響で劣化し鉄筋が腐食します。キャニン+は今、その構造物の鉄筋がどのような状態にあるかを簡単に測定することができます。 測定したい場所にあてるだけで簡単に自然電位の測定ができる最も単純な電極システムです。

CANIN+はASTM C876-91やJSCE-E601-2000など多くの規格で取り入れられている自然電位法を採用しています。一部鉄筋を露出させてケーブルを接続し、微弱な電気を流すことで、コンクリート中の鉄筋の自然電位を計測します。測定値はグレースケールグラフとして本体に表示され、パソコンにデータ転送することもできます。また、評価ソフトウェア「CANIN Pro Vista」を使用すれば電位マップをカラーで表示できます。

特長

用途

コンクリート構造物の鉄筋腐食度判定

スポット電極

スポット電極で簡単に自然電位を測定し鉄筋の腐食状況の判定。

ホイール電極

20㎥を超える面積の測定におすすめです。
加温ホイールと電極ホイールが一体化されているので散水しながら測定が可能。防水構造なので濡れていても安心。

腐食判定について
劣化度 自然電位(E)(mV vs C.S.E.) 鋼材の腐食しやすさ
-350≧E
-250≧E>-350 やや大
-150≧E>-250 軽微
無し E>-150 なし

※「非破壊検査を用いたコンクリート構造物の健全度診断マニュアル」:土木研究所、日本構造物診断技術協会 2003.10より引用

仕様

スポット・ホイール電極(自然電位測定)
メモリー 235,000 ポイントもしくは71 ファイル
インピーダンス 100MΩ
計測範囲 ±999mV
分解 1mV
表示装置 128×128(mm)
画面:LCD(バックライト付)
電極 スポット電極は最大8個、ホイール電極も最大8個接続可能
接続 RS232CまたはアダプタによりUSB へ
データ転送 ProVistaを使用しPC へデータ転送
電池 単三(6本)、60h(バックライト使用時:30h)
温度範囲 0℃から+60℃